夢の雫、黄金の鳥籠の3巻を読んだのでネタバレと感想・あらすじを紹介します。
作者は、篠原千絵(しのはら ちえ)先生です。
1981年『コロネット』掲載の「赤い伝説」でデビューされて以来、30年以上ご活躍されている漫画家さんです。
夢の雫、黄金の鳥籠は少女漫画の姉系プチコミックにて現在連載中。史実を元にした壮大な歴史ロマン漫画です。
累計200万部突破の大人気漫画です。
夢の雫、黄金の鳥籠2巻のあらすじネタバレ感想はこちら( ↓ )
夢の雫、黄金の鳥籠3巻あらすじ
側室の地位となったヒュッレムは、ますますスレイマンの寵愛を受けるが、それは、ヒュッレムとギュルバハルの確執を深めることとなった。
そんな折、スレイマンの初となるベオグラード遠征が始まる。
主の留守となった後宮で、ヒュッレムは新たな人物と出会いうこととなるが、果たしてその人物とは────・・・!?
夢の雫、黄金の鳥籠3巻ネタバレ
後宮の主、皇帝スレイマンがベオグラード遠征に赴いて一か月。
帝都に残された女たちの日常は変わることなく、決められた予定通りの一日が繰り返されていた。
その日ヒュッレムは側室専用のお風呂に入りに行った。
ヒュッレムが蒸し風呂を満喫していると、見たこともない女性に声をかけられた。
「イブラヒムさまが皇帝陛下に献上したお気に入りの側室ってあなた?」
その美しい女性はヒュッレムにささやく。
「先日、後宮を抜け出して、イブラヒムさまの屋敷に行ったでしょう?」
突然のことに言葉を失うヒュッレム。
なぜ、この女性がそのことを知っているのだろう!?
「よい度胸ね。バレたら死罪よ。」
女性は優しく微笑むようにヒュッレムを見つめて、続ける。
「内緒にしてあげてもよくてよ。話によってはね。」
そう言い残して女性は去って行った。
なんだが身の危険を感じるヒュッレム。
話によっては・・・とは、いったいどういう意味なのだろう・・・。
妙なことにならないように、しばらくは図書館通いもやめ、後宮で大人しくしていようと思うヒュッレムだった。
ところが、日も浅いうちにあの女性が再び声をかけてきた。
女性は、ヒュッレムが後宮を抜け出し、イブラヒムの屋敷へ行ったことを黙っている替わりに、あることを望んだ。
それは、自分もイブラヒムの屋敷に連れていけというのだ。
いったいこの女は何者だろう?
ヒュッレムの警戒心は緩まなかった。
と、そこへスレイマンの第一夫人のギュルバハルがやってくる。
ヒュッレムたちのいるその場所で、お茶を飲みたいから退けというのだ。
ムッとしながらも、第一夫人に場所を譲ろうとするヒュッレム。
しかし、そんなヒュッレムの行動を制すかのように、静かに声が響いた。
「あら、わたくしもここでお茶がしたいわ。」
その女性は口元に笑みをたたえたまま、ギュルバハルに向きなおった。
なんとその女性は現皇帝スレイマンの妹。ハディージェ皇女だった。
ギュルバハルは、皇女に挨拶すると早々に立ち去った。
その日から、ヒュッレムとハディージェの間に交流がはじまる。
しかし、ハディージェがイブラヒムの屋敷へ行きたい気持ちを思うと、ヒュッレムは胸が痛んだ。
2人が寄り添う姿は見たくない。
けれども、それ以上に、イブラヒムに会いたい────・・・。
ヒュッレムは複雑な気持ちを抱えたまま、とうとう後宮を抜け出す日が近づいた。
女官を伴いイブラヒムの屋敷へ到着すると・・・
「皇女(スルタナ)!」
そう嬉々とした声が聞こえた。
────!
この声は・・・?
イブラヒムの屋敷で出会ったハディージェ皇女の愛しい人とは────・・・!?
夢の雫、黄金の鳥籠3巻のネタバレ感想
スレイマン1世の初遠征の話です。
その間に、ヒュッレムやハディージェ皇女の恋愛模様が描かれます。
歴史と個人間の恋愛模様が絶妙なバランスで入り組んでいるのが本当に面白いです。
ですが、ヒュッレムほどの頭のよい女性がなぜ、あそこでイブラヒムへの書簡を送るという浅はかなことをしてしまったのか!?
それが、疑問です~。
ちょっと唐突すぎません?
想いを告げるには、ちょっと早いような!?
まだ二人の仲は互いに秘めてたはず・・・。
そこが、ちょっと早すぎて・・・。
実際はどうなのかよくわかりませんが、こと恋愛については知識のないヒュッレムのなせるわざなのでしょう。
そういった、考えなしの行動もある意味仕方のないことなのかもしれないですね。
少女漫画の展開としてはありですけどね。
じゃないと、話が進みませんから。
夢の雫、黄金の鳥籠4巻のあらすじネタバレ感想はこちら( ↓ )
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