夢の雫、黄金の鳥籠の4巻を読んだのでネタバレと感想・あらすじを紹介します。
作者は、篠原千絵(しのはら ちえ)先生です。
1981年『コロネット』掲載の「赤い伝説」でデビューされて以来、30年以上ご活躍されている漫画家さんです。
夢の雫、黄金の鳥籠は少女漫画の姉系プチコミックにて現在連載中。史実を元にした壮大な歴史ロマン漫画です。
累計200万部突破の大人気漫画です。
夢の雫、黄金の鳥籠3巻のあらすじネタバレ感想はこちら( ↓ )
夢の雫、黄金の鳥籠4巻あらすじ
後宮に一人残されたヒュッレムはイブラヒムへの想いを募らせる。
そんな折、ハディージェ皇女にイブラヒムの屋敷に連れて行くよう頼まれる。
それをきっかけにハディージェ皇女と親密になるヒュッレム。
皇女の勧めでベオグラードへ遠征中のイブラヒムに書簡を送ってしまうヒュッレム。
その書簡を受け取ったイブラヒムは、初めてスレイマンに秘密を持つこととなり・・・。
夢の雫、黄金の鳥籠4巻ネタバレ
オスマン帝国第10代皇帝スレイマン1世の治世はまず順調な滑り出しだった。
即位後の内乱鎮圧。難攻不落の要衝ベオグラードを陥落させ、その名を欧州全土に知らしめた。
一方、スレイマンの寵愛を一心に受けるヒュッレムは・・・。
イブラヒムに書簡を送ったことで、自分でも気づかないうちにイブラヒムへの想いを抑えられなくなっていた。
また、イブラヒム自身もそんなヒュッレムを今までのように直視することができなくなっていた。
この二人の異変に気付いたのが、第一夫人ギュルバハルだった。
2人を失脚させようと企てるが、そんな策略に簡単に乗るヒュッレムとイブラヒムではなかった。
ギュルバハルの裏をかき、祈祷場で壁越しに密会する2人。
この行為がスレイマン皇帝を裏切る大罪になろうとも、止めることはできなかった。
そんなある日、策略がうまくいかなかったギュルバハルは、強硬手段に出ることとなった。
浴場でくつろぐヒュッレムを賄賂をつかって宦官たちにとらえさせた。
そうして、ヒュッレムは、かつて皇帝陛下の御子を身ごもった妾がけされたように、暗い海へその身を放り投げられたのだった。
その頃、後宮ではヒュッレム付きの女官が突然消えたヒュッレムを探し回っていた。
と、そこに、ギュルバハルが声をかける。
「いったいなんの騒ぎなの!?」
「皇帝陛下の許可なく後宮から抜け出すなんて考えられない不祥事」
きつく女官たちを咎めるギュルバハル。
このことは、厳重に後宮監督官に処断される必要がある。
そういった自身の女官に、ギュルバハルは言った。
「処断なんて、ヒュッレムさまが後宮に戻られたらのことでしょう。ご無事にね」
冷たい笑みを浮かべて立ち去るギュルバハル。
暗い海の底へと沈んでいくヒュッレム。
とその時、なんとイブラヒムの姿が!
イブラヒムに助けられたヒュッレムは、イブラヒムの屋敷で介抱される。
部屋に寝かされたヒュッレムの枕元にイブラヒムが近づく。
「じきに部屋があたたかくなります」
「・・・寒い」
「布団をもっと持ってこさせましょう」
そう言って去ろうとするイブラヒムに、ヒュッレムは
「いかないで・・・」
そう言った。
「2年前、あなたに助けてもらってから、ずっとずっと助けていただいている。」
「あなたがわたしにこの生活をくださった」
「あなたが今のわたしをつくってくださった」
「あの時・・・わたしはあなたの後宮に入れてもらえるかとドキドキしたわ」
イブラヒムをせつなく見つめるヒュッレム。
そのまなざしにイブラヒムは────・・・。
夢の雫、黄金の鳥籠4巻のネタバレ感想
あぁ~!ついに!!って感じでしょうか。
ダメじゃないけど、ダメじゃん!
ヒュッレムは仕方ないにしても、イブラヒムはもうちょっと、スレイマンへの忠誠を誓ってほしかった!!
なんか、そんな簡単に流されちゃうわけ!?
もうちょっと、考えて、体制整えてからじゃだめだったの!?
もうちょっと待てなかったのか!!
と、イブラヒムに怒りが湧いてきました(笑)
でも・・・。
その後、自身の付き人を殺める姿は・・・かこいい・・・。
やばいです。惚れ惚れしてしまいました。
って、そんなとこに惚れるわたしはおかしいでしょうかね?(笑)
一瞬のことにドキッとしてしまいました。
やさしいだけじゃない。
冷徹な部分も持ち合わせているからこそ、イブラヒムがかっこいいんだなと思わずにいられない4巻でした。
夢の雫、黄金の鳥籠5巻のあらすじネタバレ感想はこちら( ↓ )
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