「後悔病棟・垣谷美雨(著)のあらすじ感想です。
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「後悔病棟」の作者は「垣谷美雨」さん
「後悔病棟」の作者は「垣谷美雨」さんです。
「後悔病棟」のあらすじ
33歳の医師・早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、「患者の気持ちがわからない女医」というレッテルを貼られ、悩んでいる。
ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。
その聴診器を胸に当てると、患者の心の”後悔”が聞こえてくるのだった。
「過去に戻って、もう一度、人生をやり直したい」
聴診器の力を借りて、”もうひとつの人生”の扉を開けた患者たちが見たものは――!?
「後悔病棟」のあらすじ感想
40代になってからハマってる作家「垣谷美雨」さん。
読む前は、もう少し
「死ぬ前に」みたいなリアルな物語を想像してました
ですが、意外にもちょっとファンタジー要素のあるストーリーでした
それがわかってちょっと興醒め
でも、すぐに垣谷美雨さん節というのでしょうか
人間の心模様が描かれていって
一気におもしろくなりました
そして、読み進めていくうちに、自分自身がもし余命いくばくもなかったらと
何か後悔してることはあるかと考えてました
あるとすれば、それは、
子どもが幼いときに もっと可愛がってあげればよかったということ
やり直せるならやり直したい
もっと毎日かわいいかわいいと愛情を注いであげればよかった
そう本を読みながら思わずにいられませんでした
誰しも何かしらは やり直したいことがあるかもしれません
物語の登場人物たちは、やり直しの人生より、自分が送ってきた人生を良しと思えましたが、
現実はきっとそうとばかりは言えないでしょうね
やり直したほうが、人生が良くなることはあるでしょう
それでも、それは誰にもわからないこと
どうしようもないことです
だからこそ、ああすればよかったと悔やむのかもしれません
「あのときの選択はそれでよかったんだよ」
そう思うことでしか救われないし、
そう心から思えるような人生でありたいと思いますね