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夢の雫、黄金の鳥籠1巻ネタバレあらすじ感想!篠原千絵

 

夢の雫、黄金の鳥籠の1巻を読んだのでネタバレと感想・あらすじを紹介します。

作者は、篠原千絵(しのはら ちえ)先生です。

1981年『コロネット』掲載の「赤い伝説」でデビューされて以来、30年以上ご活躍されている漫画家さんです。

夢の雫、黄金の鳥籠は少女漫画の姉系プチコミックにて現在連載中。史実を元にした壮大な歴史ロマン漫画です。

累計200万部突破の大人気漫画です。

 

 

 

夢の雫、黄金の鳥籠1巻あらすじ

16世紀初頭、北の寒村からさらわれたサーシャは、奴隷として売られることとなる。サーシャを買ったのはマテウスという男だった。

 

マテウスはサーシャを知性の高い女性として育てあげることとなる。

そうして、サーシャはヒュッレムという新しい名を与えられて、ある人物に仕えることとなったのだが・・・。

夢の雫、黄金の鳥籠1巻ネタバレ

16世紀初頭、ルテニア。

貧しい寒村で暮らす少女サーシャ。

 

サーシャの生まれ育った村は小さな国と国の狭間で、毎年領主が替わるような、政情不安定な地方だった。

 

村中で助け合い、なんとか暮らしていける貧しい土地。

村の娘たちはここで生まれこの村を出ることもなく死んでいく。

 

サーシャの祖母も母もそうやって生きてきた。

だからこそ、サーシャは外の世界に強い憧れをもっていた。

しかし、その夢がかなわぬことをサーシャ自身わかってもいた。

 

この先ずっと、ここで生きて死んでいく。

それが自分の運命なのだと────・・・。

 

そう、思っていた────・・・のだが・・・。

 

突然眠っているサーシャの耳に轟音がとどろいた。

人々の叫び声と、争うような騒ぎが聞こえる。

と、父と母が枕元にやってくる。

 

「タタールの襲撃よ!!」

「村が略奪されている!!急いで逃げるのよ!!」

 

外に出たサーシャの目の前に信じられない光景が広がっていた。

逃げ惑う人々。切り裂かれる人・人・人・・・。

 

わけもわからず、逃げるサーシャだが、馬上の男に抱きかかえられるように連れ去られる。

 

父と母の叫ぶ声がサーシャの耳に残る。

 

一生、出るはずもないと思っていた故郷の村から、予想外の出来事で離れることとなったサーシャ。

燃え盛る炎に包まれた村々。

それが、故郷を見た最期となった────・・・。

 

サーシャは他の村の少女数人と一緒に荷車に乗せられた。

ついた先は、知らない町。

商人らしい男たちに奴隷として売られることとなった。

 

「奴隷なんていやだ。」

籠の鳥のように閉じ込められて暮らすなんて・・・ぜったいにいや!!

 

そう思ったサーシャは、その夜、奴隷商人のところから逃げ出した。

ところが、すぐに見つかり捕まりそうになる。

 

腕を掴まれ無理やり・・・。

だが、その次の瞬間、目の前の男たちは何者かに追い払われて・・。

 

「大丈夫か?ケガはないか?」

その男がサーシャに声をかける。

男は黒い髪に黒い瞳の、身なりの良い人物だった。

 

助けてもらったかに見えたが、その男はサーシャに奴隷商人のところへ帰るように言う。

しかし、サーシャは男に見逃してくれるように懇願する。

 

「一生閉じ込められて暮らすのはいや!!鶏みたいに自由に暮らしたいんです!!」

「もし、見逃してくれるなら、あたしを自由にしていいわ。さっきの男たちがしようとしたことをしてもいいから」

 

サーシャの言葉に男は

「今逃げても、お前は本当に自由になれるわけではないぞ」

そう、サーシャを諭すように話をする。

そうして、一つだけ自由になる方法があるというのだ。

 

「学べ。」

男はサーシャに言った。

「学問と教養を身につけろ」

「南の大国の奴隷は不自由で虐げられるばかりではない」

「本人の能力次第でいくらでも地位を昇れる。女にもチャンスはある」

 

サーシャは男に奴隷商人のところへ送って行ってもらった。

別れ際、サーシャは男の後姿に声をかけた。

「あ・・・あなた名前は?」

男は振り向きざまに答える。

 

「マテウス・ラスカリス。ギリシャの商人だ。」

 

翌日黒い海を船で渡り市場に連れられて行ったサーシャたち奴隷。

そこで、売りに出されることとなった。

服を脱がされ、値をつけられる少女たち。

 

「次、お前脱げ」

そう言われ腕を引っ張られるサーシャ。

と聞き覚えのある声が・・・!

 

「おまえはわたしが買おう」

声の主はあの黒髪の男、マテウスだった。

 

マテウスはサーシャに言う。

「わたしはおまえにチャンスをやろう」

「わたしがおまえに教養と知識を学ぶチャンスを与える。」

「それを身につけられるかどうかはおまえ次第。それを生かし、自由な女として生きるか、閉じ込められたままみじめな一生を終えるかはすべておまえ次第だ」

 

マテウスの言葉に、サーシャは────・・・。

夢の雫、黄金の鳥籠1巻ネタバレ感想

篠原千絵先生の漫画はほとんど読んでます。篠原千絵先生の漫画の何がいいって、やはり、主人公の女の子がいいんです。

 

今回の主人公サーシャも内に秘めた強さと、この時代にしては破天荒な性格が漫画全体のスパイスとなってかなり面白く、私は彼女が大好きです。

 

序盤からグッと惹きつけられてしまいました。そしてそして、毎回そうですが、なんで篠原千絵先生の描く男性は、華奢のようでがっちりして、色香がただよってるんでしょうね!

 

もう、彼らをみてるだけでも楽しめます!

物語自体も、とても作りこまれてるし、史実を元にしているだけあって、歴史漫画としてもとても楽しめます。

 

ヒュッレムに限らないのですが、歴史に残る女性たちの生き方のかっこいいことといったら・・・!!

とにかくすばらしい漫画です。

ぜひぜひたくさんの人に読んでもらいたいですね。

 

夢の雫、黄金の鳥籠2巻のあらすじネタバレ感想はこちら( ↓ ) 

shinohara-chie.hatenablog.com