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天は赤い河のほとり1巻ネタバレあらすじ感想!囚われた少女

 天は赤い河のほとりを読んだので、ネタバレあらすじ感想レビューします。

天は赤い河のほとりは、篠原千絵先生の歴史大作漫画です。

『少女コミック』にて1995年から2002年まで連載されました。

ぜん28巻になる漫画で、少女漫画としてはけっこうな長編です。

文芸作品としての評価も高く、第46回小学館漫画賞少女部門を受賞した作品でもあります。

もう20年以上前の漫画ですが、色褪せることなく幅広い年代から愛され続けています。

2018年3月から6月まで、宝塚歌劇宙組にて舞台化されます。

 

 

天は赤い河のほとり1巻のあらすじ

 

中学生の鈴木夕梨(すずきゆうり・ユーリ)は、初めてのキスをした。

3年間ずっと同じクラスで友達として付き合ってきた氷室。

その彼とのファーストキス。

それは、まだ半分子供の夕梨には、夢のような出来事だった。

 

だが、そんな氷室との楽しい時間が夢のように消えてしまうとは、夕梨はまだ気づいていなかった────・・・。

 

天は赤い河のほとり1巻のネタバレ

家族との夕食を終えた夜、夕梨はおかしな光景を目にした。

それは、グラスに入れた水が沸き上がったかのように見えたのだ。

 

「気のせいだよね?」

 

自分に言い聞かせるように夕梨は昨夜のことを思い出していた。

だが、またしても夕梨の身に異変が起こる。

それは、教室の片隅に置いてあった水槽からいきなり手が現れた。

その手は、夕梨をつかまえると、何かに引きづりこもうとした。

 

恐怖にその手を必死で振り払おうとした夕梨は、思わず水槽を倒してしまった。

その騒ぎを聞きつけて氷室が戻ってくる。

と、そこには割れた水槽だけがった。

 

その日の夜、夕梨は昼間学校で起こった出来事を妹の詠美(えいみ)に話した。

が、もちろん詠美は夕梨の気のせいだと言った。

受験勉強で疲れているのだと。

確かに、冷静に考えれば、わかること。

気のせいだと、そう夕梨は思い込むことにした。

が、その矢先のできごとだった。

 

湯船につかっていた夕梨は突然、あの時の手に水の中に引きづりこまれた。

水の中で、もがき苦しむ夕梨。

と、その時声が聞こえた。

 

「やっと捕まえた、この娘だ!」

 

その不気味な声から逃れようと夕梨は必死でもがいた。

なんとか、助かった夕梨は、ふと気づく。

今までの不可思議な出来事は、すべて水に関係していたことを────・・・。

 

水にさえ気をつければいい。

そう思った夕梨は、氷室からの映画の誘いに乗った。

映画デートの日は、雪解けの晴天だった。

水場なんてどこにもない。

そう思っていた夕梨だが、突然足元を掴まれた。

それは、氷室が前を向いた一瞬の出来事だった。

水たまりから伸びてきた長い手に撒きつかれたかと思うと、水の中に引き込まれてしまった。

 

捕まえた。

その声から逃れようともがく夕梨。

両手から逃れて、水の中から顔をだしてみると。

そこには、見慣れぬ世界が広がっていた────・・・。

 

天は赤い河のほとり1巻ネタバレ感想

主人公が今の世界とは違う場所へタイムスリップしてしまう。

そんなありきたりな使い古された王道パターンの少女漫画です。

 

ですが、それが篠原千絵先生のエッセンスによって、非常におもしろくなっています。

命を狙われ危ないといころを、カイルに助けられた夕梨ですが、いつ見てもこのシーンのカイルがかっこいいですね!

篠原千絵先生の描く男性キャラはとにかくかっこよくって大好きです。

見ているだけできゅんきゅんしちゃいます。

 

そして、大人なカイルとは正反対かのような主人公夕梨。

跳ねっ返りのじゃじゃ馬娘のような夕梨ですが、人を思いやる心は誰よりも強くとても真っ直ぐな人間です。

 

それを当たり前と思って貫く意志の強いところが、とても素敵です。

1巻の時点では、まだまだ荒削りの夕梨ですが、素質は十分そなえていました。

 

20年近く前に読んだ時には、わからなかった夕梨という少女の新たな魅力に気付いた1巻でした。 

 

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 天は赤い河のほとりの2巻のネタバレ感想はこちら( ↓ )

 

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